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おすすめキャンプ飯・チリコンカン

風飡水宿

カウボーイとチリコンカン

キャンプ系のSNSアカウントでは、映(ば)えを意識したキャンプ料理の写真が大量にアップロードされています。しかし、あれはテントやタープの設営、各種ギアの配置、寝床の作成などをしてから火を熾すという一連の作業を、余裕をもってこなせる人がしている事です。

管理人もキャンプ歴はそこそこ長い方に入りますが、悲しいかな映えを意識するレベルには達していません。一時期ワザと意識してみた事もありましたが、やる事が余りに多くなり過ぎて全然キャンプを楽しめなくなってしまったので、すぐに止めました。

折角キャンプをするなら焚火で料理をしたいのですが、焚火での料理は火加減が難しいので、単に焼くだけ、煮るだけのシンプルな料理を作る方が楽しめます。因みに、管理人の定番キャンプ飯はチリコンカンで、特に作りたい料理が無い時はこればかり作っています。

 

チリコンカンはスペイン語で「肉入り唐辛子」という意味の、テクス・メクス(メキシコ系アメリカ)料理です。民間発祥の料理なので起源はハッキリしませんが、野営系キャンパーであるカウボーイの日常食である事や、刑事コロンボの好物だという事で知られています。

カウボーイと言えば西部劇、西部劇と言えば、クリント・イーストウッドの出世作「ローハイド」です。日本でも放送されていた時期があるので、今でも根強い人気を誇っている作品ですが、劇中で料理人のウィッシュボーン氏が作る料理がポークビーンズかチリコンカンだと言われています。

西部劇の時代背景は1860~1890年代ですから、肉類と言えば乾燥・燻製・塩漬けの肉か、ぺミカンと呼ばれる保存食しかありません。ならばきっとウィッシュボーン氏の豆料理には、新鮮とは言い難い肉を美味く食べる為の工夫が凝らされていた事でしょう。

 

 

チリコンカンの作り方は簡単です。牛豚合い挽き肉を炒めて、肉から染み出た汁と油でタマネギとレッドキドニービーンズを炒めます。そしてトマトジュースとチリパウダーを加え、塩コショウで好みの味に調整してからしばらく煮込みます。仕上げに砕いたクラッカーをかければ出来上がりです。

 

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Posted by 清濁 思龍