大梅拈華山 圓通 正法寺(だいばいねんげさん えんづう しょうぼうじ)
正法寺は東北地方における曹洞宗布教の本拠地であり、御開山は總持寺二世の峨山紹碩(がざん じょうせき)禅師の高弟、無底良韶(むてい りょうしょう)禅師です。東北地方に曹洞宗の寺院が多いのは、恐らく正法寺の影響です。
正法寺の開山が1348年、恐山・菩提寺の本坊である円通寺が1522年の開山で、その時に衰退していた菩提寺が天台宗から曹洞宗に改宗したという話があります。裏は取れていませんが、ひょっとしたらこの改宗にも正法寺の影響があったかも知れません。