禅の宗派はどれも良い

2020年7月7日2019年応量器, 座具

禅宗の様式には3つある

いわゆる禅宗なるものは、中国は崇山少林寺で面壁九年修行した達磨大師を初祖としています。六祖慧能の代で北宗禅と南宗禅に分かれて、南宗禅から臨済宗と曹洞宗が派生し、日本に伝来しました。

臨済宗は公案と言う謎の問答を用いる看話禅(かんなぜん)として知られており、曹洞宗は只管打坐(しかんたざ・ただひたすらぶっすわる)の黙照禅(もくしょうぜん)として知られています。

管理人は臨済宗への思い入れが強く、江戸時代に渡来した中国臨済僧・隠元禅師を開祖とする黄檗宗にも関心があります。また、最近は曹洞宗にも興味を持つようになったので、まだ宗派を選んで坐禅修行をするつもりはありません。臨済宗の歴史についての記事は、こちらになります。

臨済禅の備忘録

 

 

座蒲

実は長年気になっている曹洞宗の坐禅老師様が居るので、出来ればそこに参じたいと思っているのですが、悲しいかな現住所(2020年に転居済み)からは少々遠いんですよ。近所に坐禅会をやっている臨済宗の寺もあるのですが、メイン業務がペット供養みたいになっているのが悩ましい。

とりあえず、先の事を考えて曹洞宗用の座蒲を購入しておきました。福井県の永平寺に参拝した時に、ビロード生地の茶色い座蒲が珍しかったので衝動買いしたものです。気になるお値段は5200円と超格安。ビロード生地で摩擦係数が高く、他の座蒲に比べて坐り心地が優しいです。

 

 

座蒲を購入する前は、ホームセンターで購入した足踏み台を座具にしていました。これはこれで姿勢がバッチリ決まるのですが、先を考えると座蒲での修行にも慣れておく必要があると思ったのです。足踏み台は非常に頑丈かつシンプルな作りなので、一向に壊れる気配がありません。

足踏み台は、体の柔軟性が乏しく結跏趺坐では座れない私にはうってつけの座具です。私のように半跏趺坐でしか座れない人の場合は、こちらの方が良いかも知れません。しかし、結跏趺坐が組めるようになったら、まず使わなくなります。

 

 

坐禅の組み方

 

 

応量器

臨済宗と曹洞宗の違いは、食事の際に用いる食器にも表れています。禅僧(雲水)の食器はマトリョーシカのような入れ子碗になっていて、臨済宗では持鉢、黄檗宗では自鉢、曹洞宗では応量器と呼びます。基本は六枚セット(内一枚は頭鉢の受け皿)ですが、黄檗宗は三個のセットです。

座蒲とは違って、鉢は坐禅修行の必需品ではありません。ですが、自前の鉢で食事をすると、非常に気分が出ます。また、自炊を始めると自然に食器が増えていくものですが、入れ子碗が何個か増えても大して場所を取りません。これはミニマリズム的な観点からして、非常に大きなメリットです。


 

 

永平寺御用達、吉田屋漆器様のオンラインショップなら、修行道具としての応量器をセット(六つ組・黒漆塗りの応量器・匙・箸・刷・水板・鉢単・袱紗・膝掛・浄巾・箸袋)で購入する事が出来ます。

サイト外リンク→「吉田屋漆器」様

 

 

しかし、今の時点でそんな高価な品を日用使いにするのは、あまりにも恐ろしい。何故なら、漆器は扱いが悪いと剥げるからです。塗り直しも出来ますが、それなりに費用と手間がかかります。なので、当分は越前漆器の入れ子碗で、漆器の扱いに慣れるつもりです。

応量器とはちょっと違いますが、今の私にはこの「宝来鉢」4客セットで十分です。応量器は梵語でパートラと言うのですが、言わばこれはトレーニング・パートラですな。因みに、鉢の定義は「皿より深く碗(わん)より浅い、上部の開いた食器」であるとの事です。

 

 

雲水箸

食事で使う箸と匙ですが、曹洞宗のカラトリーは一般の物と大して変わりません。しかし、臨済宗の雲水が使う箸は雲水箸と言って、とてもサイズが大きいのです。その理由は、合図に使う拍子木の代わりしたり、冬場の寒い食堂でかじかんでいる手でも持てるようになっているからだとか。

雲水箸は、臨済宗妙心寺の直売店や、黄檗宗萬福寺の売店でも販売しています。以前、萬福寺に参拝した時に購入するか迷ったのですが、結局買わずに後悔する羽目になりました。夏が来る前に妙心寺に参拝する予定なのですが、その時にでも購入しますかね。

サイト外リンク→「妙心寺派直売店 WEB SHOP」

 

 

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2020年7月7日2019年応量器, 座具

Posted by 清濁 思龍