焚火の炎とトラタカ瞑想

2020年8月27日2020年グラウンディング, 風飡水宿(キャンプ)

今週の動向

邪気祓いの焚火(たきび)と流水の動画を撮影する為に、準備を進めています。管理人は元バイク乗りでキャンプツーリングの経験がそれなりにあり、今でも低山登山や軽バンでの車中泊旅行をしているので、道具はそこそこ揃っています。

最近はキャンプ場でも焚火台を使うのがマナーですが、私は焚火台を持っていません。何故かと言うと、私がキャンプツーリングでテント泊をしていた頃は、キャンプ場内や河原でなら割と自由に焚火をする事が出来たからです。

焚火台を買うのは決定事項だとしても、全く知識が無いのでは何を選べば良いのか分かりません。とりあえずネットで色々と調べてみたものの、どのコメントを信用すれば良いものやら。仕方ないので、近所のアウトドア用品店や、スポーツ用品店を巡ってきました。

 

私が焚火台に求めるポイントは、質感と重量、組み立てと収納、安定性と耐荷重、そしてコスパです。最初はソロキャン用のコンパクトな焚火台にしようかと思ったのですが、小さな焚火台では小さな炎しか撮影できないので、そこは冒険しました。

有名な会社の商品はアフターパーツが多いので、荷物が増える事を厭わなければ楽しみはどんどん広がります。例えば鉄板焼き用の鉄板とか、焼き鳥用の焼き台、囲炉裏風のポットハンガー(吊るし台)などがあれば最高に楽しめます。

とは言え、目的と道具が合致していれば何とかなりますし、あまりに安物でなければ最後は見た目の好みで決めてしまって構いません。アウトドアのギアは毎年のように新製品が出たりモデルチェンジをするものなので、最高の逸品を追っかけていたら終わりの無い泥沼に嵌ります。

 

お店で色々な商品に触れてみて、最終的にユニフレーム社のファイアグリルに決めました。コールマンのファイアーディスクや、ロゴス社のピラミッドグリルも良いものなので相当悩みましたが、撮影と料理の両方に適した形状と、耐荷重20kgが決定打になりました。

 

 

これがファイアグリルの勇姿です! パンチ穴が開いているプレートが青いのは、まだ買ったばかりでフィルムを剥がしていないからです。

 

 

パイプスタンドを開いてみました。パーツを組む必要が無いのでラクチンです。

 

 

プレートを安定させるツメ金具も開いていきます。

 

 

ツメ金具を開いたらプレートを乗せます。本当にただ乗せるだけなのに、しっかり安定しています。

 

 

金網をツメ金具の上に乗せたら完成です。お互いの形が噛み合うように出来ているので、これまたすごく安定しています。早くキャンプ場で使ってみたいです。

 

 

燃やして祓う

昔の農家には自宅に囲炉裏があり、田畑では野焼きが行われ、街の至る所で「落ち葉焚き」が行われていました。しかし、御存知のように今の民家はガス火のみですし、野焼きには苦情が殺到、落ち葉焚きは各自治体の条例で禁止されています。

何かを燃やす事は強力な邪気祓いでもあるので、昔は誰でも自然な形で祓いを行っていた事になりますが、現代人はキャンプの時くらいしか火を扱う機会がありません。一応、ロウソクやインセンスでも邪気祓いは可能ですが、そもそも火が小さいので効果もそれなりです。

邪気祓いの効果を期待するなら、お焚き上げや護摩供などの行事・神事に参加するのが一番ですが、大規模な行事・神事は時期が決まっているので、普段は仏教寺院の本堂手前にある常香炉の煙を浴びるくらいの事しか出来ません。

 

かなり効果は落ちますが、一応、ガス火や灯油の火でも邪気祓いは出来るので、毎日自炊をすれば心身や自宅の邪気が溜まり難くなります。それと同じ理由で、冬の寒い時期に暖を取るなら、エアコンや電気ストーブより、灯油ストーブを使う方が良い事になります。

とは言え、夏にガスコンロの前で料理をするのは辛いですし、灯油ストーブを使うなど有り得ないので、別の手段が必要になってきます。そういう意味では、この時期にキャンプに行って焚火をするのは理に適っていると言えます。

経験がある人なら分かると思いますが、キャンプで自分の熾した炎を眺めていると、とても心が落ち着きます。祓いは大きな炎の方が効果が出ますが、心を落ち着かせる効果は小さな火でも得られるので、試しに自宅の部屋でロウソクに火を灯(とも)してみてください。

 

因みに、暗闇の中でロウソクの火を見つめるのは、ヨーガで言うトラタカ瞑想に相当します。トラタカは結跏趺坐を組んで、なるべく眼球を動かさず、まばたきもしないようにして、眉間の高さでロウソクの炎をひたすら見つめるという瞑想法です。

トラタカには集中力を高める効果がありますし、ロウソクと燭台があれば始められますが、瞑想としての難易度はやや高めです。実際にやってみると分かりますが、最初は10分も出来ません。でも、自然の中で焚火を見つめる事なら、誰でも簡単に出来る筈です。

自宅でトラタカ瞑想を行うなら、燭台かキャンドルカップを購入する必要があります。私自身は色々と試してみた結果、ティーライトキャンドルとキャンドルランタンの組み合わせになりました。

 

 

 

ティーライトキャンドルは、薄い金属かプラスチックの容器に入った直径4cmほどの小型ロウソクです。元々はティーポットを温める為に作られたキャンドルのようですが、小鍋仕立てやチーズフォンデュにも使われてます。

ティーライトキャンドルは業務スーパーやホームセンターでも売っていますが、アロマキャンドルは探さないといけなくなるので、ネットで購入した方が早いかも知れません。使用する前は香り付きのインテリアとしても使えます。


ランタンを使用せずに素のロウソクでトラタカ瞑想をした事もありますが、ちょっとした空気の動きで炎がフラフラと揺れてしまうので、気が散って仕方がありませんでした。キャンドルランタンは野外で使うには光量が足りませんが、瞑想用には丁度良い明るさです。

 

 

溶けたロウソクがランタンに付くと掃除が大変ですし、光量の調節も出来ません。その事に不満を感じるようであれば、オイルランタンを使ってみましょう。この商品ならキャンドルランタンにスッポリ収まりますし、入手し易いジッポオイルや、虫よけアロマオイルも使えます。

 

 

キャンプの初心者が火を熾す際は、マグネシウム・ファイアスターターを使うより、オイルライターの方が良いです。そしてオイルライターと言えば、Jippoでしょう。ネットで買える一番安いJippoライターはこちらになります。ジッポオイルは、コンビニやホームセンターなどで販売しています。

 

 

キャンプの楽しみ方は様々ですが、物(ギア)選びと、選んだギアを使う事も楽しみのうちです。例えば、バイク乗りだと限られたギアしか持ち運べませんが、その中で何をチョイスするかでキャンプの快適さが変わってきます。

もちろんバッチリ噛み合った時は最高の気分ですし、噛み合わなかったり不足があった場合は次に活かそうと奮起すれば良い話です。新しいギアを買った時はウキウキしながら自宅で試しに使ってみたり、古いギアとの組み合わせをニヤニヤしながら考えたりするのもキャンプの楽しみ方です。

キャンプ用のギアは、ほぼそのまま登山の装備や、防災グッズに転用できます。生活必需品を必要最小限にまで絞って無駄を省こうとすれば、必然的に部屋の整理整頓やミニマリズムというライフスタイルに辿り着きます。キャンプは引き算の美学なのです。

 

豪勢なグランピング(グラマラス+キャンピング)を否定する訳ではありませんし、自然は本当に手強いし何が起こるか分からないので、キャンプ初心者がガチのソロキャンや野営に手を出すのは危険です。

まずは日帰りキャンプやファミリーキャンプから始めて、少しづつクルマやバイクで遠出をしたり、難易度の高い場所で夜を過ごせるようになっていきましょう。厳しい環境下でサバイバルが出来ると、自分の人間力に自信を持てるようになります。

スピリチュアルで言うグラウンディング的な意味でも、キャンプは非常に有効です。しかし、ブームの陰でマナー低下も叫ばれているので、本や動画でしっかり予習してからキャンプ場に向かいましょう。

 

こちらはソロキャンパー芸人として再ブレイクした、ヒロシさんの本です。愛用の道具や、実践術、動画撮影などの内容になっています。まずは先人の模倣から入ってみましょう。

 

 

更新情報

下記リンク先の記事をリライトしました。風にあたりながら食事をし、雨にあたりながら宿る事を風飡水宿(ふうそんすいしゅく)とか、風餐露宿(ふうさんろしゅく)と言います。禅の僧侶(雲水)は、正師を求めて彷徨う極限のキャンパーであり、ミニマリストです。

坐禅の組み方