禅と茶の湯と串焼き料理

2020年神社仏閣巡り, 粗食, 箱膳, 風飡水宿(キャンプ)

今週の動向

南都六宗の一つ、律宗の大本山である奈良県の唐招提寺に行ってきました。鑑真和尚は「伝戒の師」であり、仏教者に戒律を授ける事が出来る導師でした。鑑真和尚が来日するまで国内には無資格の「私度僧」が数多く居て、秩序を乱していたそうです。

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同じ日に京都のロゴスランドに行ってきました。管理人はロゴス社製品の愛好家なので、以前から欲しかった五合炊きの丸型飯盒と、焚火用トライポッドを購入しました。ロゴスランドもコロナ禍で収益が激減していると聞きましたが、何とか持ちこたえて欲しいです。

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箱膳スタイル

私は体を動かすのが好きな方で、学生の頃は武道と筋トレに打ち込み、人の何倍もの食事を摂って体をデカくしていました。会社員時代は「軽作業」という名の肉体労働に従事していたので、一日三食で相当な量のカロリーを摂取していました。

そのまま食事量を減らす事も無く、40過ぎてから酒を飲むようになったら、急激に太ってしまいました。酒を飲んだら筋トレや気功などの修行が出来なくなるので、太るのは当たり前ですね。

退職して隠遁生活に入ってから一日の食費を1000円以内と定め、朝はコーヒーとフルグラ、昼はお粥、夜はなるべく飲酒を控えて、筋トレや気功の修行をするようにしています。まあ、それでも年を取ると、なかなか痩せないんですけどね・・・。

 

自宅で食事をする時は、箱膳と応量器を使います。これは私なりに防災とミニマリズムについて考えた結果です。関西に引っ越す前は卓袱台(ちゃぶだい)を愛用していましたが、別にテーブルの類が無くても困る事はありません。実際、江戸時代にはテーブルの類など無かった訳ですし。

 

 

箱膳スタイルのメリットは、箱膳を使えば何処でも食卓になる所と、しまえば部屋を広く使える所にあります。ベランダの側に箱膳を置いて、月や風景を見ながら一杯やるのも乙ですし、何気に車中泊との相性も良かったりします。

流石にキャンプ場で箱膳を使う気はしませんが、色々調べてみると茶道には野外で自然に接しながらお茶を立てる「野立て(のだて)」というスタイルがある事を知りました。因みに、お茶ではなく食事がメインのピクニック的な催しは「野掛け(のがけ)」と言うそうです。

野立てや野掛けに決まった作法は無いそうですが、それ故に、趣を備えた場にするのは難しいとされています。しかしそれは自分なりの流儀(スタイル)を突き詰めても良いという事ですし、屋内と野外の隔たりを取っ払っても良いという事でもあります。

 

かつて一休禅師は「わが宿は はしらも立てず ふきもせず 雨にもぬれず 風にもあたらず」と詠みました。この句は屋内と野外の隔たりすら無い窮極の境地から生まれた言葉であり、この句について突き詰めて考えた末に、今の私に必要な「何か」が見えてくるような気がしています。

 

 

心よ原始に戻れ

「野掛け(のがけ)」ならぬアウトドア料理は使える調理器具が限られるので、どうしてもシンプルな料理にせざるを得ません。しかし我々日本人は、シンプルさの中に「詫び寂び」を見出し、それを大いに楽しむ精神的な土壌を持っています。

ざっくり言うと、詫(わ)びは簡素簡略の境地であり、寂(さ)びは本質的な美です。詫び茶の祖である室町時代の茶人・村田珠光は、一休禅師から禅を学んで「茶禅一味(ちゃぜんいちみ)」を説きました。

私が求める禅的ミニマリズムのスタイルも、行き着く先は「一味」の世界であるように思います。現在は屋内と屋外の「一味」を求めていますが、将来的に如何なる答えが出るのかは、私自身にも分かりません。

 

和食文化における詫び寂びの探究は料理人に任せて、私は私なりに「野掛け」のスタイルを探求していこうと思います。しかし、個人の発想など高が知れていますから、まずは旧石器時代の最古の料理や調理法について調べてみました。

旧石器時代の食事については、既に「パレオダイエット(パレオシリック)」と言う形で練り直されていました。肉、魚、卵、芋、ナッツ、野菜、フルーツなどを食べて、米や小麦などの穀物や、豆類、乳製品をあまり食べないようにするという健康志向の食事法になっています。

パレオシリックは糖質制限(ローカーボ)ではないので、芋類から炭水化物を摂取するのはOKです。米と小麦を使わないので料理の幅が狭まり、食費も高くなるという難点がありますが、野掛けや「詫び」との相性は非常に良いと言えるでしょう。

 

人類最古の調理法と言えば直火焼きですが、直火焼きにも串焼き、網焼き、鉄板焼きと言った技法があります。網焼きや鉄板焼きについてはUni Flame社のファイアグリルを使えば良いので、今回は串焼き料理(スキュアー料理)について考えてみました。

日本の焼き鳥や、中国、東南アジアの串焼きでは短めの竹串を使う所が多いのですが、南米のシェラスコや中東のケバブ料理では鉄串やスキュアー・サーベルという物を使います。

因みに、私がキャンプで串焼きをする時は、ホームセンターで購入したキャプテンスタッグ社のBBQ串(スキュアー)を使っています。右端にある小型のハルバードのような物は「串抜き」です。これは焼いた肉などを串から外す為のものです。

 

 


スキュアーで調べていたら、コールマン社も販売している事が分かりました。形状としてはサーベルに近く、キャプテンスタッグ社の製品とは違ってドリル状にはなっていません。これまで私が行ったアウトドアの店で、この商品を見た事は無いので、ネットで購入するしかないのでしょうか?

 

 

値段は倍になりますが、IMEEA社のバーベキュー串も良さそうです。殆どシェラスコ・サーベルそのままの形状の製品で、とてもオシャレです。

 

 

スキュアー・サーベルで調べていたら、燕三条ブランドの製品を見つけました。少々お高いのが難点ですが、鞘付きでカッコイイです。見た目がゴツイくてインパクトがありますね!

 

 


スキュアーではなく「バーベキューフォーク」で検索していたら、伸縮可能なスキュアーを見つけました。これもキャプテンスタッグ社の商品で、733円と非常に安価で購入しやすいです。

 

 

アーミーナイフやマルチツールで有名なビクトリノックス社の製品も見つけました。一本で1980円と少々お高いですが、伸縮可で携帯ケースも付いているので、この値段は妥当だと思います。

 

 

これはロゴス社のスキュアマスターです。京都のロゴスランド内のショップで見た時に一目惚れしたので、キャプテンスタッグ社のスキュアーを使い潰したら迷わず購入します。

 

 

スキュアーは裸売りが多いので収納面で困るのですが、ロゴス社のBBQツールセットなら収納ケースだけでなく調理用トングや洗浄用のブラシも入っています。BBQセットは他にも色々な商品がありますが、まず使わないような物も入っていたりするので、これくらいシンプルな方が良いと思います。

 

 

スキュアー料理をカッティングボードに乗せてサーブすれば、野性味溢れる食事を楽しめます。この商品は表がカッティングボード、裏が返しのあるランチトレイになっているリバーシブルタイプです。これなら肉汁が流れ落ちる心配はありません。

 

 

焚火での串焼き料理は、ただのソーセージや、厚切りベーコン、鶏もも肉などを御馳走に変えてくれます。スキュアー一本だけではデイキャンプすら出来ませんが、その一本に合わせて道具(ギア)を買い集めていけば、自然な形で自分のスタイルが整っていきます。

スキュアー料理のコツは、同じ食材を火が通るように間隔を開ける事。そして焚き火料理のコツは、火力の強い所と弱い所を作って、上手く使い分ける事です。

コツと言ってもそれだけなので、家事が苦手な人や、キャンプの初心者は、まずお気に入りのスキュアーを手に入れる事から始めてみませんか?

 

更新情報

九月一日は防災の日であり、九月は防災月間です。そして暑くも寒くも無い秋は、運動とキャンプのベスト・シーズンです。キャンプと防災訓練にはサバイバル的な意味で通じるものがあるので、こちらの記事も併せてお読みください。

防災と危機管理について