風飡水宿 その参

2022年4月9日風飡水宿(ミニマム・キャンプ)グラウンディング, 風飡水宿(キャンプ)

究極のキャンプ・スタイルとは何か?

究極のキャンプ・スタイルは、ナイフと、シュラフと、ロープと、タープだけでサバイバルするブッシュクラフトというスタイルです。

私がブッシュクラフトについて知ったのは、故・ローリー・D・イネステイラー氏の著書を読んだ時です。当時の私は10代でしたが、一人で山や森に入って生き残る方法があると知って大変な衝撃を受けました。

私が武道に興味を持つ切っ掛けになった「空手バカ一代」の大山倍達氏も、身延山や清澄山に籠って空手修行に打ち込んだ時期があります。当時の私にとって山籠もりのサバイバル生活は憧れであり、強い人間になる為に必要な事だと思っていました。

 

 

ソロキャンプの第一人者と言われるようになったヒロシ氏も、ブッシュクラフトに憧れていると聞いています。ただ、日本国内でのブッシュクラフトは法的に困難なので、いくら海外のブッシュクラフターに憧れても同じ事は出来ません。

この動画のブッシュクラフターは、何をしていても様(さま)になっていて凄くカッコイイのですが、料理上手な方でもあります。まさかハンバーガーをパン(バンズ)から作成するとは・・・。

 

 

ブッシュクラフト系の動画は、やはり海外の方が面白いです。

 

 

日本国内だと、まずこんな肉の塊を買える所が無いですよね・・・。

 

 

ネパールの羊飼いの動画です。ある意味、ブッシュクラフトのリアルな姿です。

 

 

これもネパールの動画です。日本人の目からすると不衛生だし行儀も悪く見えますが、彼らの生き生きとした目や表情を見ていると、我々の方が間違っているような気がしてきます。

 

 

究極のクッカー

海外のブッシュクラフターでも、クッカーやケトルだけは持っていきます。そして、我々日本人に「キャンプ用のクッカーと言えば何かと聞けば、殆どの人が野外学習や林間学校などで使ったソラマメ型の兵式飯盒(へいしきはんごう)を連想する筈です。

飯盒は1800年代の後半に、アルミニウム加工の技術が確立したのとほぼ同時期に海外で生まれました。日本の西洋化に伴って日本軍にも兵式飯盒が導入されました。古いタイプの兵式飯盒には謎の金具がついていますが、それはベルトを通して固定する為のものです。

海外の兵式飯盒の蓋には取っ手が付いていてフライパンとして使う事が出来るものがあります。最新のモデルでは、ソロキャンプに丁度良い2合炊きで、釣り手が自立スタンドになるエバニューの山岳飯盒が人気です。

 

 

コッヘル(ドイツ語)とクッカー(英語)は共に調理器具を指す言葉ですが、クッカーにはアルミ製、ステンレス製、チタン製があります。

アルミ製のクッカーは熱伝導率が良いので調理や炊飯に向きますが、火傷し易いので食器には向きません。ステンレス製のクッカーは熱伝導率が高くないので食器に向いています。

国産の飯盒にアルミ製が多いのは、材質の特性が炊飯に向いているからです。

 

海外のクッカーの原型は、HOTTON社のビリーコッヘル(通称ビリー缶)にあると言われています。本物のビリー缶はヴィンテージ物で、現在はファイアボックス社やゼブラ社のコピー品しかないそうです。

コピー品のビリー缶はステンレス製で見た目はキレイですが、そこそこ重量があるので登山やバックパック・キャンプには向きません。

DUG社の焚火缶もビリー缶のコピーですが、アルミ製なので軽量です。蓋はフライパンや食器として使えますし、使えば使うほどに味が出ます。下の写真は、管理人が愛用している焚火缶L/Mのセットです。

 

 

焚火缶はS・M・Lの三サイズありますが、バラ売りはしていません。ソロならM/Sのセットで十分ですが、Lサイズはトランギア製のケトルが入るので、個人的には三サイズのセットを購入する事をお勧めします。

 

究極の行法

風飡水宿ノ行の最終目標は、四国での徒遍路(かちへんろ)や、奈良県の大峯奥駈道(おおみね おくがけみち)の踏破です。古の修験者や密教僧が命懸けで行った事を、現代に生きる我々は最新式のキャンプ・ギアを使って同じ事を成し遂げます。

最終行法を成し遂げた時に、果たして何が見えて来るのか。その答えを出す為に、我々は大自然に挑むのです。