夢淵ライトアップと就労支援の現実

2020年発達障碍, 風飡水宿(キャンプ)

今週の動向

今月は長旅をする予定ですし、夢淵が6日~8日の三日間だけライトアップされる事もあって、早めに月参りに行ってきました。ライトアップが始まるまで、河原でコーヒーを淹れたり、キャンプで使うオイルランタンの調整を行ったりしました。

https://ideadragon.tumblr.com/post/634088325237620736/%E5%A4%A2%E6%B7%B5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97

 

 

いつものまとめ動画です。この月参りは本当に楽しかったのですが、それ以外は最低な一週間でした。

 

 

就労継続支援B型について

私のキャンプ仲間であり、伊勢菊理なる偽覚者に騙された茶柱さんは、少し前から就労継続支援B型の作業所(以下、B型作業所)で働き始めていました。(就労継続支援A型や、就労移行支援施設について詳しく知りたい方は、LITALIKOさんのような専門サイトを閲覧してください)

B型作業所は、障碍・病気・年齢・体力などの理由から就労困難な人達が、就労訓練を行う為にある場所です。複数の職員に見守られながら、少ないながらも給料(工賃と言う)を得て、自分なりのペースで働く事が出来る筈の場所です。

しかし、そこで発生した利用者同士のトラブルによって、茶柱さんは過去のトラウマをほじくり返され、酷く体調を崩してしまいました。また、その後の作業所の対応が最悪だった所為で、新たな心の傷を負う事になってしまったのです。

 

一般就労ならまだしも、深刻な問題を抱えている人が集まるB型作業所という福祉サービスの場で、そんな事が起きるとは誰も思わないでしょう。実際、私も茶柱さんからこの話を聞いた時は「そんな事があり得るのか!?」とショックを受けてしまいました。

 

茶柱さんが入所したのはIT関連の作業所だったのですが、そこにはやたら「にぎやかな利用者(以下、H氏と呼称)」が居たそうです。その時は「こういう利用者も居るだろう」とか「ちょっと苦手だな」と思いはしたものの、そのうち職員が何とかするだろうと考えたそうです。

しかし、H氏は「にぎやか」どころか極めて非常識な人物で、遅刻の常習、職務の放棄、騒音、無神経で他人の仕事を邪魔するなど、その言動には目に余るものがあったそうです。なのに職員は指導もせず、むしろ一緒になってはしゃいでいたそうです。

他の利用者達もH氏には腹に据えかねていたようで、ある事が切っ掛けでトラブルが発生してしまいました。その騒動が茶柱さんのトラウマを直撃してしまい、しばらく無縁だった手足の震えが出て、涙が止まらなくなってしまったそうです。

 

茶柱さんは作業所に通うのが怖くなってしまったので、H氏と会わなくて方法は無いかと作業所の人に相談しました。しかし、作業所はワンフロアのみで別室もありませんし、H氏はほぼ毎日出勤しているのでシフトをズラして出勤するという手も使えません。

このままでは茶柱さんが作業所に通えなくなってしまいます。困り果てた茶柱さんは、やむを得ず市役所の職員と共に、作業所のサービス管理責任者(以下、サビ管)に相談しました。

しかし、その時のサビ管の対応は酷いものでした。ここは本来ならH氏に将来を見据えた指導をするべき所だと思うのですが、何故か茶柱さんに我慢を強いるような提案をしてきたのです。この対応には同席していた市役所の職員も首を傾げていたそうです。

 

その後もサビ管と対話を続けはしたものの、代替案は一つも無く、ただハイハイと相槌を打ったり、話を逸らそうとしてくるだけで、今回の問題の本質や、茶柱さんの苦境を理解しようとしているようには見えなかったそうです。

就労支援施設は社会的なマナーを身に付ける場でもある筈なのに、問題児に注意や指導をするでもない。暗に「我慢しろ」と仄(ほの)めかすような対応をしてくるだけで、こちらに寄り添う姿勢も全く無い。サビ管の姿勢に怒りを覚えた茶柱さんは、敢えて厳しい質問を投げかけてみました。

「何故、問題児に指導が出来ないのか? 訳あって放置するしか無いなら、真面目に頑張っている利用者はどうなるのか? このままだと最後は問題児だらけの学級崩壊状態になるのではないか?」このような問いに対して、サビ管は相槌と話題反らしで乗り切ろうとしたそうです。

 

恐らく、H氏にやんわりとでも指導をすると、怒り狂って大暴れするか、深刻な鬱状態になってリストカットなどをするのかもで知れません。しかし、H氏が抱える病理は個人情報に属するので、他者に漏らす事は出来ません。

かと言って、H氏がもたらすストレスで身体症状が出ている茶柱さんに「我慢しろ」とは言えないし、二人が合わないようにシフトを組む事も出来ないとなると、後はなるに任せるしかありません。

結局、サビ管は利用者の事ではなく、保身を最優先に考えて上手く立ち回る事にしたのです。介護関連の法を盾に、言い訳の為にトンチンカンな対策を用意して、後はひたすら惚(とぼ)けまくる。要するに、茶柱さんに「何を言っても無駄だ」と諦めさせたかったのです。

 

茶柱さんからこの話を聞いた時に、私は会社員時代に関わったクラッシャー上司を思い出しました。間違いなく、このサビ管は物分かりの良い茶柱さんをスケープゴートにする事で、トラブルの終息を図ろうとしています。

しかし、一般企業でもバレたらアウトな手口を福祉の場で、しかも利用者相手に躊躇なくやってのけるとは。本当に酷いサビ管も居たものですが、サービスが出来ないサービス管理者など、存在する価値がありません。そんな奴は、ただの給料泥棒です。

 

市役所では、B型作業所では我慢しなくていい、他の利用者との相性の問題もあるので、ちょっとでも気になる事があったら遠慮せず相談してくれと言われていたそうです。なのに、実際にトラブルが発生すると作業所では我慢せざるを得なくなり、市役所に相談しても問題は解決しなかったのです。

茶柱さんは「自分はB型作業所でさえ働けない、何処にも居場所など無い」と絶望し、取り戻しかけていた体調と勤労意欲を失ってしまいました。結局、茶柱さんは退所する事になり、独りでやり場のない怒りと悔しさを抱えて苦しむ羽目になりました。

退所後の茶柱さんは頓服薬を手放せなくなりましたが、作業所の職員達や、トラブルメーカーであるH氏は何の責任も取っていません。この顛末を茶柱さんから聞いた時は、私も怒りが収まりませんでした。

 

調べてみると、就労支援の作業所は経営者によって待遇が全然違うみたいです。安心して働ける理想的な作業所があるかと思えば、問題児が数名入所した所為で学級崩壊状態になった作業所もあり、中には最初から助成金目当てで開設された、とんでもない悪徳作業所まであるようです。

作業所の職員は給料と待遇は良いものの、環境の変化が激しく理不尽も多い所為か離職率が高く、去っていく職員やサビ管が後を絶ちません。茶柱さんが通所した作業所のサビ管はロクでもない人物ですが、逆にそういう人物でなければ勤まらないのかも知れません。

H氏にしても、まず一般就労など出来るようにはなりません。職員としても、今の状態で良い筈が無いと思いつつ、腫れ物に触るように扱うしか無いのでしょう。もしH氏を排除するのであれば、職員に頼らず利用者自ら手を下すしかありません。

 

個人的には、障碍者手帳にせよ、就労支援にせよ、福祉というものに対する認識を改めざるを得ないと思いました。ドヤ街について勉強していた時に知った無料低額宿泊所の例もあるように、福祉の世界も闇が深いのです。

ただ、面接などで入所者をキチンと選んでいる作業所は割と上手く行っているようなので、やはり住み分けや線引きというのは大事なのだなぁと思いました。

因みに、茶柱さんは今回の出来事から多くの事を学んで、少しだけ逞しくなりました。一時期、かなりヤバい所まで落ち込みましたが、見事に復活を果たしているのでご心配なく。