中国地方に行ってきた

2021年4月29日2021年神社仏閣巡り

今週の動向

ゴールデンウィークを前に、4泊4日の車中泊にて中国地方の主な神社仏閣に参拝してきました。現住所から岡山県→広島県→山口県→島根県の順で回り、走行距離は約1300kmにもなりました。

私は北海道、東北、関東の行くべき所には全て行きましたし、四国、関西は近所なので行こうと思えば何時でも行けます。つまり、残るは九州のみであり、もうすぐ全国の主要な神社仏閣を回り切る形になります。

車中泊&霊山登拝の旅はとても疲れるので、加齢で肉体が衰えてしまう前にやり遂げてしまわなければなりません。正直、時間とお金に余裕はありませんが、これを成さなければ私は前に進めないと考えています。

 

 

一日目

自宅で入浴・夕飯を済ませてから出発し、山陽自動車道の吉備SAで車中泊にて一夜を過ごし、早朝に岡山県の吉備津彦神社(きびつひこ じんじゃ)に参拝しました。

吉備津彦神社は桃太郎伝説のモチーフとなった皇族・吉備津彦(きびつひこ)を祀る神社で、吉備の中山と呼ばれる霊山の麓にあります。また、中山の西側には鳴釜神事で有名な吉備津神社(きびつ じんじゃ)と、吉備津彦の古墳があります。

吉備津彦は信仰の対象になっている為、四国は香川県の一之宮・田村神社にも祀られています。田村神社は水神を祀る神社であり、行基菩薩が創建したと言い伝えられています。そして吉備津神社のすぐ近くに京都は建仁寺の御開山である明庵栄西(みんなん ようさい)禅師の生誕地があります。

 

その後、十束の剣を祀っていた石上布留魂神社(いそのかみ ふつ みたま じんじゃ)に登拝しました。登拝ですから、登山ですよ、登山。吉備の中山に登拝した後、すぐに大松山(おおまつやま)の中腹にある石上布留魂神社に登拝したので、旅の初日から私の足は大いに疲労してしまいましたとさ。

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二日目

山陽自動車道の宮島SAで車中泊をしましたが、夜の山陽自動車道はPA・SA共にエンジンかけっぱなしのトラックで溢れかえり、凄い騒音と振動で眠れたものではありません。いくらスペースが無いからと言って、一般車両の駐車区間にまで入り込むのはアウトですよ・・・。

そんなこんなで眠れぬ一夜を過ごした後、早朝に宮島の厳島神社(いつくしま じんじゃ)に行きました。残念ながら海中鳥居は御修造中でしたが、干潮時の境内を真正面から撮影する事が出来たので良しとしましょう。

宮島の弥山(ややま)は、弘法大師・空海が虚空蔵求聞持法(こくうぞう ぐもんじほう)を行った場所です。今回は体力的に無理があったので弥山登拝は諦めましたが、近いうち参拝したいと思っています。

 

弥山登拝は諦めましたが、チベット密教と縁の深い真言宗・大聖院(だいしょういん)や、大願寺、清盛神社、大元神社に参拝し、宮島を後にしました。宮島にはフェリーで往復するのですが、便数が多く電車感覚で乗れるので面倒臭さは感じませんでした。

その後、ヘロヘロになりながらも広島の平和記念公園に行き、鎮魂の祈りを捧げました。「氣」を読む限りでは怨念の類は一切感じませんでしたが、それはここで礼拝しない理由にはなりません。

原子爆弾の投下による民間人の大虐殺に、正当性などある筈も無し!!

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三日目

山陽自動車道のSAはトラックまみれだという事が分かったので、この日の夜は富海PAで車中泊しました。この判断が大正解で、泥のようにグッスリと眠る事が出来ました。そして早朝に山口県は玉祖神社(たまのおや じんじゃ)に参拝しました。

玉祖神社では岩戸隠れの際に八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作った神を祀っており、岩戸隠れの際に鳴かせたと言われる黒柏鶏(くろかしわけい)を飼育している神社でもあります。石上布留魂神社では十束の剣を祀っていたので、まるで神話の追体験をしているかのような気分になりました。

次に日本海側にある元乃隅神社(もとのすみ じんじゃ)に参拝しました。ここは比較的新しい神社なのですが、映(ば)える鳥居の列や、龍宮の潮吹という名所がある為、非常に人気のある神社です。ここの駐車場には横浜ナンバーの車も停まっていましたよ。

 

その後、萩市の臨済宗・大聖寺と、黄檗宗・東光寺に参拝しました。どちらも毛利氏の菩提寺で禅寺なのですが、あまり禅道場という感じはしません。でも、毛利氏の墓所は必見です。その後、近くにある吉田松陰の墓地と松陰神社に参拝してから、道の駅・阿武町で温泉に入り、寝床を探しました。

太平洋側とは違って日本海側は高速道路が少ないので、SA・PAも少ないです。つまり、道の駅くらいしか寝る場所が無いと言う事です。そして夜間の道の駅は不良のたまり場と化す事があるので、出来れば車中泊をするのは避けたい所です。

最初は道の駅・ゆとりパークたまがわで車中泊をしようと考えたのですが、何だか妙な雰囲気を醸し出している車が何台もあったので、少し先にある道の駅・ゆうひパーク浜田で車中泊をしました。そしてこの判断が大正解で、とても気分よく眠る事が出来ました。

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四日目

道の駅・ゆうひパーク浜田から、次の目的地である物部神社(もののべ じんじゃ)までは60km近くあるので、早めに出発しました。物部神社は石見一之宮だけあって、非常に強力なパワースポットでした。特に富金石で出来ている手水舎のパワーが凄まじかったです。

物部神社の御祭神は、物部氏・初代の宇摩志麻遅命(うましまじ の みこと)です。宇摩志麻遅命は天照大神から十種神宝(とくさ の かんだから)を授かり、天鳥船(あめのとりふね)に乗って地上に降りた饒速日命(にぎはやひ の みこと)の息子とされています。

十種神宝と言えば、鎮魂祭・魂振りの儀式です。この祭祀は皇居・宮中、奈良県・石上神宮(いそのかみ じんぐう)の他に物部神社でも行われます。そして物部神社には宇摩志麻遅命の御陵があり、600mほど離れた所に十種神宝を祀る石上布留魂神社がある訳です。

 

物部神社に参拝した後、出雲大社に行きました。出雲大社は二回目の参拝になります。先に稲佐の浜にある弁天島に参拝して海砂を一握り頂いてから、出雲大社・本殿の後ろにある素鵞社(そがのやしろ)の箱に奉納すると良いようです。

今回の参拝では、前回は省略してしまった稲佐の浜の近くにある上宮と下宮にも参拝しました。上宮は神在月に日本全国の神霊が集まって縁結びの会議をする場所とされている為、10月のみ拝殿が解放されるようです。

参拝後、出雲そばを頂きました。写真は段重ねで提供される割り子(わりご)そばと言って、そばに紅葉おろしを乗せて麵つゆをかけていただきます。個人的にはもう一つの食べ方である釜揚げ蕎麦が好きで、自宅でもたまにやったりします。

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物部神社の物部氏と、吉備津神社の吉備氏は、ヤマト王権・古墳時代の豪族です。そして奈良の石上神宮(いそのかみ じんぐう)の御祭神は、布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)、布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)、布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)です。

布都御魂大神は武甕槌(たけみかづち)が持っていた神剣・韴霊(ふつのみたま)の事であり、布留御魂大神は十種神宝、そして布都斯魂大神は素戔嗚(すさのお)がヤマタノオロチを退治した時に振るった十束の剣です。つまり、石上神宮では剣や宝に宿る霊威を神として祀っている訳です。

以前にも紹介しましたが、石上神宮には鎮魂(みたましずめ)・魂振(みたまふり)の神事が伝わっています。これは十種神宝を振り鳴らしつつ「ひと ふた み よ いつ む ゆ なな や ここのたり ふるべゆらゆら と ふるべ(布留の言)」と唱えるものです。

 

鎮魂は体から離れた魂を元の体に戻し、魂振は魂を活性化するもので、石上系と猿女系の二つが伝えられているようです。石上系の鎮魂については、年会費を払って石上神宮崇敬会に入会すれば、講習会を受講する事が出来ます。

しかし、十種神宝は象徴としての図形が残っているだけで、現物は国内の様々な場所に散らばっていたり、残念ながら失われてしまったものもあるようです。

これも時代の流れと言う奴でしょうか・・・。

 

2021年4月29日2021年神社仏閣巡り

Posted by 清濁 思龍