風飡水宿・その壱

2022年1月9日風飡水宿(ミニマム・キャンプ)風飡水宿(キャンプ)

ソロBBQのやり方

野外でお弁当を食べるのが目的のピクニックとは違って、ソロBBQは野外で火を使って料理をする事を楽しむものです。自宅で料理をするのとは勝手が違うので、最初は持って行くギアは必要最小限にして、なるべくシンプルな料理を作るようにしましょう。

 

 

イワタニ社のガスバーナー

アウトドア用のガスバーナーは種類が多いので、何を選べば良いのか分からないと思います。その場合は、とりあえずイワタニ社の小型ガスバーナーを購入しておけば間違いありません。適合するガスボンベはコンビニやスーパーマーケットでも売っているので、防災グッズとしても優秀です。

 

 

小型ガスバーナーは携帯性に優れていますが、野外で使用する際は風で熱が逃げるので風防が必須です。しかし、風防は高さが無いと使い物にならないし、高さがあればあったで嵩張って非常に邪魔になります。カセットコンロを持って行けば良い話ではありますが、見た目が良くありません。

それらの問題を解決してくれるのが、アウトドア用のカセットコンロ「タフまるくん」です。耐荷重は20㎏もあるので鉄製のダッチオーブンでも余裕です。たこ焼き鉄板などのカセットフー・アクセサリーシリーズなら使用OKなのも強みです。

専用ハードケース付きなので持ち運びに便利ですし、収納性も良いです。屋内・屋外を問わず、カセットコンロなら、これ一択です。

 

 

グランドシート

グランドシートとは、四隅にグロメット(ハトメ)と呼ばれる金具がついているシートの事で、応用の幅が広い事からキャンプや防災におけるマストアイテムの一つに数えられています。ソロBBQでは主に敷物として使いますが、使い方次第では雨風や日差しから身を守る天幕(タープ)にもなります。

キャンプでテントを張ると地面が含む水分で接地面が汚れたり、尖った石や何か傷つけてしまう事があるのですが、テントの下にグランドシートを敷けばそれらの問題は解決します。また、ソロBBQからソロキャンプに移行した後も使用できるシートを選べば、無駄がありません。

お勧めのグランドシートは、アメリカのNASAが開発したオールウェザー・ブランケットです。頑丈で遮光性と防水性が高く、裏面に蒸着されたアルミが熱や冷気を遮断するスグレモノです。また、アルミ面は光を反射するので、緊急時にSOS信号を発する事も出来ます。

 

 

地面にグランドシートを敷くだけだと、疲れて寝転んだ時に背中が痛くなったりします。なので、ホームセンターでも販売しているアウトドア用の折り畳み可能な「パタパタマット」も一緒に購入する事をお勧めします。

ただ、安物はクッション性が低いので、キャンプ用の寝具としては頼りないです。先の事を考えると、最初からサーマレスト(THERMAREST)社のマットレスを購入する方が余計なものを買わなくて済むので、結果的に安く上がります。

因みに、サーマレスト社はロール収納式のマットレスも販売していますが、巻きグセがあるので使いにくいそうです。管理人は折り畳み式のアルミ蒸着無しのZライト・シリーズを購入しましたが、ケチらないでアルミ蒸着有りのZライト・ソルを買えば良かったと後悔しています。

 

 

ホットサンドメーカー

ホットサンドメーカーはホットサンドを作る為のものですが、実質的に両面焼きの小型フライパンなので、肉を焼いたり、冷凍食品を料理をする事も出来ます。もちろん自宅でも普通に使えますし、アルミ製の物なら軽量で携帯性も優れています。

お勧めはイワタニ社の製品です。接続部分がシンプルな作りになっているので取り外しが簡単ですし、波面とフラット面に分かれているので料理によって使い分ける事が出来ます。

また、先述の「タフまるくん」のゴトクに嵌るように凹凸が作られているので、滑って料理をブチ撒ける事もありません。


 

 

ソロBBQのレシピ

シングル・ガスバーナーと、グランドシートと、ホットサンドメーカーの「三種の神器」を入手したら、ソロBBQで作る料理について考えてみましょう。

自宅での料理と野外での料理は勝手が違うので、最初はシンプルな料理から始めた方が良いです。野外での料理に慣れないうちから、手の込んだ料理を作ろうとすると大抵は失敗するので、手始めに自宅でホットサンドを作ってみましょう。

食パンにハムとチーズを挟んでコショウを振ってから焼いて食べるだけでも美味しいですし、ツナ缶を開けてマヨネーズをモリモリ乗せて粗びきコショウをパラパラ振ってから焼くのもオツなものです。

 

 

ホットサンドメーカーでの料理に慣れてきたら、ステーキを焼いてみるのも一興です。シングル・ガスバーナーを使えば良い練習になります。

 

 

発想の勝利と言いますか、こんな料理の仕方もあるのかと驚かされた動画です。

 

 

「エガちゃんねる」でも、ホットサンドメーカーで変わり種の料理を作っています。正直、あまり参考にならないメニューですが、ウケを狙うなら有りだと思います。

 

 

シングル・ガスバーナーと、グランドシートと、ホットサンドメーカーの「三種の神器」を入手し、作りたい野外料理のレシピが決まったら、近所でBBQが出来る公園か、河川敷を探してみましょう。

河川敷でBBQならOKという所は多いですし、防災公園にはBBQガーデンが併設されている所もあります。無料かつ、予約なしで利用できる場所が見つかれば最高です。

下の写真は、管理人が河川敷でソロBBQをした時に撮影したものです。オールウェザー・ブランケットをタープにして、地面にはホームセンターで購入した安物のパタパタマットを敷き、その上にマルチシーツを被せています。ソロBBQを楽しむなら、荷物は少ない方が楽ですよ。

 

 

近所にBBQが出来そうな場所が無い場合は、各市町村が管理運営している「野外活動センター」を利用してみましょう。野外活動センターは予約が必要な所が殆どですが、その代わり設備が充実しています。

炊事場には屋根があるので雨風の心配は不要ですし、中にはキャンプギア一式が揃えてあって、手ぶらで行けるような所も存在します。事前に連絡しておけば、職員からキャンプのノウハウを教わる事も出来ます。

下の動画は、管理人のキャンプ熱が再燃したばかりの頃に、某県の野外活動センターで撮影したものです。キャンプ自体は初めてでは無いのですが、この時まで料理は専(もっぱ)らガスバーナーで行っていたので、焚火はほぼ初心者です。

 

 

本格的なソロキャンプに向けて

ソロBBQは手軽に楽しめるのが長所ですが、本格的なキャンプはもっと楽しいです。冬に焚火で暖を取りながら満天の星空を眺めていれば、日頃の鬱憤などは何処かに飛んでいきます。そこに焼きたての美味い肉と上等な酒があれば、何も言う事はありません。

 

 

しかし、本格的なキャンプは手軽とは言い難いのが実情です。テントやタープを設営する為の知識や、自然を保護する為のルールやマナーなど、憶えなければならない事は山のようにありますし、それなりにお金もかかります。

本格的なキャンプに興味はあるけれど、まだテントを持っていないという方には、Coleman社のツーリングドームをお勧めします。このテントは遮光性が高いので、朝日が眩しくて目が覚めるという事は無いですし、網が付いた大きな窓があるので風通しが良く、夏の夜でも涼しく過ごせます。

また、ツーリングドームは庇(ひさし・キャノピー)の部分を大きく伸ばして、小型タープとして使う事が出来ます。少雨なら十分に凌げる大きさなので、本物のタープを購入するまでの繋ぎになります。キャノピー用のポールは別売りなので、140~220cmのポールを購入してください。

 

 

今は直火OKのキャンプ場は殆ど無いので、必ず焚火台を購入してください。値段と使い勝手だけを考えるなら、DOKICAMPの焚火台がお勧めです。ただし、この製品は有名なピコグリルという焚火台の模倣品です。

 

 

本物のピコグリルは、一万円を超える高額商品です。模倣品やインスパイア商品が大量に出回っている今となっては、この値段で買う人は殆ど居ないでしょうね・・・。

 

因みに、管理人が愛用している焚火台は2つあり、一つはユニフレーム社のファイアグリルです。複数人用の大きな焚火台なので、大抵の薪は割らずにそのまま火にくべられます。私はこれをメインの焚火台にしています。

 

 

もう一つはZEN Camps社のネイチャー・ストーブです。チタン製の焚火台で4000円という製品は他に見た事が無いですし、小型なのにタフで何十回使った今でも壊れる予兆が全くありません。ただし、細い薪しか使えないので、扱いは難しいです。

 

 

これは12月頃に某キャンプ場で、ZEN Camps社のネイチャー・ストーブを使用した時の写真です。焚火台の底は空気を取り入れる為に小さな丸い穴が開いており、その穴から火のついた炭が零れ落ちます。冬は芝が枯れて燃えやすくなるので、焚火シートと併用しないと非常に危険です。

 

 


 

 

火を扱う際に決して忘れてはならないのが、水の準備です。水は消火や火傷を冷やす際に使いますし、料理や飲食の際にも使うので、多めに用意しておく方が安心です。キャンプ用のウォータージャグは色々ありますが、折り畳み可能なものが便利です。


ただ、プラスチックやポリ系のウォータージャグは、どうしても水に臭いがつくので、管理人は丸型飯盒や水筒に水を貯めておくようになりました。水筒は直火OKのステンレスボトルにすると、更にキャンプの雰囲気を盛り上げてくれるのでお勧めです。

 

 

 

もしタープ泊に興味があるなら、DDタープの日本正規品を購入しましょう。並行輸入品は品質の悪いものがありますし、その場合でも保証を受けられなかったりするので、結果的に高くつきます。

サイズも色々ありますが、管理人はコヨーテブラウンの3,5×3,5を購入しました。3×3の方がコンパクトですが、140cmのポールだと微妙に丈が足らないんですよ。

 

 

春夏秋なら何とでもなりますが、真冬にキャンプをするなら耐寒温度の高いシュラフは必須です。封筒型で、安価で、寝易くて、丸洗いが出来るシュラフと言えば、これがお勧めです。


 

 

他にも色々と必要なものはありますが、それは風飡水宿・その弐で説明させていただきます。