生駒山・寶山寺と発達障碍同士のルームシェアについて

2021年9月19日2021年神社仏閣巡り, 発達障碍, トラタカ冥想

 

今週の動向

奈良県の生駒山(いこまさん)にある真言律宗(しんごんりっしゅう)の大本山、寶山寺(ほうざんじ)に行ってきました。生駒山は標高642mの低山ですが、役小角(えんのおずぬ)が開いた修験道の行場であり、弘法大師・空海(こうぼうだいし・くうかい)も修行した霊山です。

本堂で祀られている御本尊は不動明王ですが、その隣にある鎮守社では聖天(しょうてん)を祀っています。聖天は大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の略称で、歓喜天はバラモン教やヒンドゥー教のガネーシャ神が仏教に取り入れられた際につけられた尊称です。

ガネーシャ神の前身は、あらゆる障害を司る悪神・ヴィナーヤカですが、障害を司るが故に除去する事も出来ると考えられて、善神として扱われるようになりました。仏教における聖天は、人の欲望を叶える事で心を落ち着かせようとする優しい面と、恐ろしい罰を与える厳しい面を持っています。

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生駒山の歴史は古いものの、江戸時代の初期に湛海律師(たんかいりっし)が不動明王と聖天を祀る御堂を建立し、それによって生駒山の本格的な隆盛が始まりました。参拝者が増えた事で、参道沿いには宿や料亭からなる門前町が形成され、昭和の中頃までは遊郭があったそうです。

現在の門前町は寂れ果てていますし、大寺院の参道にしては雰囲気が良く無いので、ケーブルカーでスルーした方が良いかも知れません。しかし、寶山寺の境内から奥の院までは、全国でもトップクラスの超絶パワースポットです。

管理人は国内の有名なパワスポには殆ど行きましたが、ここまで独自の雰囲気を持つ場所は他に見た事がありません。また、無料の駐車場が整備されていますし、入山料も無料なので、何度も通うのに向いています。私は優れた行場を探す為に全国を巡礼しているので、今回は大当たりという感じです。

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寶山寺の売店では飲食物や和蝋燭などのお土産を販売しているのですが、その中で特に目を引いたのは寶山寺味噌です。大根は聖天様の大好物と言われていて、毎年12月1日に「大根炊き」が行われ、1000本分のふろふき大根が振る舞われます。

その際に、聖天様にお供えした御神酒で作った寶山寺味噌をかけていただくのですが、売店では年間通してその味噌を販売しているのです。神前にお供えした御神酒で作るという事は、直会(なおらい)をするという事なので、この味噌をいただけば聖天様との御縁を授かる事が出来ます。

東京の本龍院・待乳山聖天(ほんりゅういん・まつちやましょうてん)でも毎年1月7日に「大根まつり」が行われていますが、どちらの大根炊きも、ここ数十年で始まった比較的新しいイベントのようです。

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生駒山麓の東側には生駒山を御神体とする往馬大社(いこまたいしゃ)があり、西側には有名な石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)、その南側には元春日と呼ばれている古社の枚岡神社(ひらおかじんじゃ)があります。

しかし、生駒山はハイレベルな霊山の割には、パワースポットとしての知名度が低いような気がしますし、むしろ生駒トンネルや、信貴生駒スカイライン、暗峠(くらがりとうげ)などの心霊スポットとしての知名度の方が高い様な気がします。

今回は行きませんでしたが、生駒山ケーブルカー・霞ヶ丘駅から歩いて30分の所に日本最古の霊場とされる薬師山・鶴林寺の旧跡があり、そこが強烈な心霊スポットとして扱われているようなので、涼しくなったら確かめに行ってみようと思っています。

 

 

孤独と暗闇が人を癒す

生駒山には茶柱さんも同行しており、石段ばかりの道を15000歩も歩きました。少し前まで一日中寝ている事しか出来なかった人が、短期間で随分と回復したものだと嬉しく思っています。

でも、まだ掃除や料理などの家事をしている時や、手続き関連の書類を書いている時に、急に気分が落ち込んで動けなくなる事があります。

私も茶柱さんの症状には慣れてきたので、先手を打って問題回避をする事が出来るようになってきましたが、そういう問題では無いですよね・・・。

 

茶柱さんはASDの特性と過去のトラウマにより「自分は邪魔者だ」と思い込んでいるので、酷く傷つき易く、意志表示も弱いです。話をする時は無声音でボソボソと話すので、隣に居ても聞き取れない事があります。

話の内容も、その時に思った事を衝動的に口にしてしまうので、主語の無い独り言が多く、話の飛躍もしょっちゅうです。ADHDの特性が強い人は脳内も多動かつ衝動的なので、情報を選んで整理するのが苦手で、すぐに脳内が情報過多になってグッタリと疲れてしまうのです。

本人もどうにかしたいという気持ちはあるようですし、自分を不甲斐ないと思ったり、早く働かなきゃいけないと焦ったりもするのですが、まだ一般人と同じように生活する事は出来ません。

 

茶柱さんが社会復帰をするには、鬱病の寛解はもちろん、自分の話を聴いて貰いたい、自分に関心を持って貰いたいという愛情飢餓感や、ADHD由来の衝動性を制御する術を身に付けなければならないし、他人と関わる時の心構えや、対話の方法なども憶える必要があります。

しかし、茶柱さんは社交不安障害も抱えているので、それらを独学で身に付けるのはほぼ無理です。なので、福祉関連の施設に支援してもらいながら、私の方からも少しづつ必要な事を教えていくつもりです。

鬱病には波があるので、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら寛解に向かうものです。調子の悪い時に無理をさせてはいけないし、調子が良い時には運動や好きな事を好きなようにさせています。

 

本来なら国がそういう場所や施設を提供すべきだと思うのですが、残念ながら無いものは無いので仕方がありません。ただ、昔は沈没家族という共同体やダメ連なる集団がありましたし、今は「山奥ニート」で知られている和歌山県の共生舎というシェアハウスがそれにあたると思います。

茶柱さんとルームシェアを始めた事で、私の自宅も共生舎に近い形になっている訳ですが、正直、発達障碍同士の共生生活は、発達ならではの刺激に満ちていて大変です(汗)まあ、結局は似た者同士なので、お互いのハンディキャップを認め合えれば何とかなりますけどね。

 

 

社交不安障碍がある人の場合は、他人の目が少ない場所に連れて行くのが一番です。茶柱さんは自然が好きなので、平日の大和三山や山奥にある神社仏閣に連れて行くと喜びます。自然はもちろん、孤独が人を癒す事もあるのです。

また、以前の茶柱さんは深夜の2時頃までスマフォをいじったり、アプリでゲームをする昼夜逆転に近い状態でしたが、現在は夜は11時前には就寝して、早朝の5時に起きて散歩をするようになりました。このライフスタイルの変化が起きたのは、私と一緒にトラタカ冥想をするようになってからです。

朝日を浴びると脳内物質のセロトニンが分泌されるのは良く知られていますが、夜になっても明るい部屋の中に居ると体内時計が狂ってしまい、睡眠を誘発するメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。

 

脳内物質や睡眠に問題が生じると、慢性的なダルさと、疲れ易さと、気力の低下に悩まされます。そしてこれは鬱病を患う人にとって致命的です。現代社会は深夜まで起きていることが当たり前になっていますが、私にはこの悪習が人の心身を破壊しているように思えてなりません。

実際、昼夜逆転を解消した茶柱さんは、掃除洗濯、食器などの洗い物を自ら進んでやるくらい気力が戻ってきました。また、何処かに行きたいとか、絵を描きたいという欲求や自主性も出始めていて、その為にバイクを買いたいと言うようになりました。

ここまで回復した理由が一つだけとは思えませんし、ひょっとしたらレイキ・ヒーリングが功を奏した可能性もありますが、現時点ではハッキリとした事は分かりません。でも、良い方向に向かい始めているのは確かだと思います。

 

 

更新情報

新カテゴリ「見道のススメ」の記事を書きました。流石に独学で内観を行ずるのは難しいので、メールかSNS、もしくは直接会って話してみるといった方法が必要になってくると思います。

初伝・多面的観察

 

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Posted by 清濁 思龍