Step2 金策編
旅の資金をどう稼ぐか?
前記事で説明したように、自己成長の旅は「完全に一人になれる環境」を得る所から始まります。首尾よく就職して働き続けられるなら問題はありませんが、毒親サバイバーは自尊心と愛情飢餓の問題から就労が難しかったり、就職しても働き続けられくなる事があります。
その際に「夜の仕事」などの安易な手段に走ったり、新宿歌舞伎町のトー横などに居場所を求めると、かなりの高確率で闇堕ちルートが確定します。
夜の世界には学歴や経歴が不要だというメリットもありますが、基本的には弱肉強食の掟が支配する人間社会の底辺です。余程の強運と能力・才能に恵まれた人でない限り、底辺に堕ちたらまず這い上がれません。
では、何処で生活費を稼げば良いのかと言いますと、当サイトとしては郵便局でのアルバイトをお勧めします。
郵便局は半国営のブラック企業なので、全体的に職員の質も低く、元ヤンや、働かないおじさんがウジャウジャ居ます。でも、法令やコンプライアンスを順守しようとする最低限のモラルは存在しますし、アルバイトなら辞めようと思えば割とすぐに辞められます。
また、局や班によって仕事量に相当な差がありますが、仕事のノウハウはどの局も殆ど同じなので、アルバイトならば「当たり」の職場を引き当てるまで「局ガチャ」を何度でも繰り返す事が出来ます。
但し、所詮はブラック企業ですから、正社員を目指すのは利口とは言えません。アルバイトという立場でなければ、郵便局の良いトコ取りは出来ないと考えてください。正社員になりたいなら、他のホワイト企業に就職するか、民営化の可能性が低い職種の公務員を目指しましょう。
郵便局のアルバイトには内務と外務がありますが、出来れば「普通郵便局の内務」を選びましょう。内務の作業にも色々ありますが、お勧めは「長期の郵便仕分けスタッフ」です。バイクや自動車で配達をする外務員はハズレ班を引くと洒落にならないので、その場合は局ガチャを引き直しましょう。
ハローワークに行けば欠員の出ている局を紹介してもらえますが、日本郵便のHPでもアルバイトの採用情報を確認する事が出来ます。年末の年賀ハガキ組み立てアルバイトをして、マトモそうな職員とコネを作っておくのも手です。色々やってもダメだったら、局ガチャを引き直しましょう。
学生ならば、時間的に夕方~夜間の郵便仕分けスタッフか、コールセンターくらいしか出来ないかも知れませんが、何とか頑張って30~40万円ほど貯めてください。このお金が「自己成長の旅」の資金になります。
他にも「治験ボランティア」という手段があります。ボランティアと言っても、高額の協力費(負担軽減費)を頂く為に行う訳ですから、実質的には体を張ったアルバイトという感じです。
治験には宿泊の試験があり、若年男性ならば1泊~30泊の試験もあります。拘束日数が長くなればなるほど協力費は高額となり、30泊の場合は協力費が50万円にもなる試験もあるそうです。
薬の試験なので副作用のリスクはつきものですが、それを言うなら薬局で販売している薬にも副作用はあります。そもそも治験の施設は万一に備えて環境が整っていますし「医薬品副作用被害救済制度」もあるので、仮に問題が発生しても十分なケアを受けられます。
治験は必要な事ですし、他の人の為にもなる事です。それに宿泊の試験を上手く使えば、毒親からの逃走経路や、他の危険人物から身を守る手段にもなります。会員登録をしておけばメールで様々な情報が送られてくるので、自分の都合に合う治験を選べます。

毒親からの虐待と束縛が酷くてアルバイトや治験どころではないとか、高校卒業まで耐えられないという人の場合は、迷わず児童相談所に駆け込みましょう。因みに、児童と見做されるのは原則として18歳までです。
それ以降の年齢で、就職に失敗して家を出られない、もしくは大学や専門学校に通っているという方の場合は、生活保護を受けてでも家から出ましょう。管理人は、これをしなかったばかりに人生を棒に振った人を何人も見ています。
「周囲の人達と何かが違う」という自覚がある方の場合は発達障害の可能性があるので、最寄りの心療内科等で心理検査を受けましょう。精神障碍者手帳があれば就労支援センターを利用したり、程度によっては障害年金を受給する事も出来ます。
既に会社員として働いていて、PCを購入するだけの経済力がある人の場合は、副業としてブログを始めてみるのも良いでしょう。毒親関連のブログは需要がありますし、自分の気持ちを整理したり、新たな視点を獲得するのにも有効です。上手く行けばブログの収益化や、早期リタイアの道が開けます。
ブログの長所は初期費用が殆どかからず、PCと回線さえあればすぐに始められる所にあります。もし会社員を続けるにしても、PCスキルとサイト運営の知識はいくらあっても困りませんし、集客やマーケティングの勉強にもなります。
HTMLやCSSなどのコード入力(コーディング)までは出来なくても、WordpressとPhotoshopを使えるなら中小企業や個人経営の店で雇ってもらえる可能性はあります。ハローワークの検索機で求人情報を調べれば、サイト運営の仕事はいくらでも出て来ます。
社会的な自立に向けて生活力の高め方
働いて貯めたお金は、自分の預金通帳に入れましょう。ゆうちょ銀行の通帳は副印鑑が廃止されていますが、アパートの契約や、住民票、電気、ガス、水道を支払う際に印鑑が必要になりますし、親が作った通帳口座や印章を使い続けると後々大問題に発展します。
スマートフォンの契約も親との共有や譲渡ではなく、新規のものに変えましょう。旅の準備をする際は、親の金を使ったり、家にある物を持って行くのは厳禁です。これをやってしまうと親との縁が切れなくなり、ずっと「子供の立場」に甘んじる羽目になります。
マトモな親なら、我が子が18歳になったら自動車の運転免許を取らせようとしますが、毒親は知らん顔をする事が多いです。まだ運転免許を持っていない人は、原付免許でも構わないので取得しておきましょう。郵便外務でアルバイトをする場合でも原付免許は必要ですし、一万円もあれば取得可能です。
まずはアルバイトで「旅の資金」を稼ぎ、そのお金で必要最低限の生活用品を買い集め、殆ど何も無い所から新生活を始めましょう。その際、生活必需品をキャンプ・ギア(道具)で統一し、全ての荷物を大きめのリュックサックに収まるようにパッキングすると、引っ越し料金を節約できます。
これらの資金を子供の頃から貯めてきた「お年玉預金」で賄うという方法もありますが、毒親はお年玉預金を使い込んだり、屁理屈をこねて渡さなかったりするので、なるべく早く本当に使えるお金かどうかを確かめておきましょう。
ギアに関しては、楽天roomでポイントを貯めてゲットするという方法もあります。アルバイト代わりにroomでお金を稼ごうとするのは難しいですが、スマフォ一つで隙間時間に出来る手軽さは他に無いものです。
新生活を支えるキャンプ・ギアは、ソロキャンプという楽しみも与えてくれますし、緊急時の防災グッズにもなるので決して無駄にはなりません。当サイトがお勧めするギアについては、下記リンク先の記事を参照してください。
経済的な自立を果たして安定した生活を送れるようになったら、次に社会人としての生活力を高めましょう。その為の方法論は次の記事で説明しますので、よろしければ御一読ください。