悟りの体験談 その5

陽向さんの場合

ある日、ベッドで横になりながら、スマホをいじくっていた。スマホの画面に夢中になってて、途中で自分の脚がないことに気づいた。

実際そこには脚はある。だが感覚も、そこに脚があるという風に思うこともない。それは全身がそうだった。指先から、頭から、そこには何もないのだ。それは肉体だけではなく、部屋の中のゴミ箱も、机も何もないのである。だが、そこにある。

その時、全てのものは実体というものは存在しないと分かった。まるで無のようにそこにあり全ては境目などなく、一つの生命体のような感覚なのだと分かった。

仏教を学び始めて4年、僕は初めて真理を目の当たりにした。

 


 

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