ひとり看話禅

心とは何か?

過去と向き合い、辛い記憶を掘り起こせば、大抵の人は心が傷つきます。心は成長するものだとか、強くなるものだと言われていますが、その為に何をすれば良いのでしょうか? 心の成長を望むなら、成長前の心と、成長後の心、傷ついた心と、傷つく前の心を知る...
ひとり看話禅

魂の十二因縁

道元禅師は「仏道をならうというは、自己をならうなり」と説きました。そして自己をならうとは、自我の働きを知る事です。大抵の人は、自我(欲望)に「使われている状態」なので、まず主導権を取り戻す必要があるのです。 自我と自己の違いが分からない人は...
ひとり看話禅

獅子吼(ししく)

一念発起して坐禅を始めても、いくらもしないうちに「何の為に坐禅をするのか?」「こんな事に意味があるのか?」といった疑問が湧いてきます。修行を継続するのは色んな意味で辛いから、どうしても逃げの姿勢や、辞める言い訳が出て来るのです。 そんな情け...
ひとり看話禅

自問自答が道を開く

我々の悩みは、殆どが人間関係の悩みです。そして人間関係の悩みには、必ずと言って良いほど「自我」が関係しています。しかし、自我は他人との距離感や、踏み越えてはならない一線の基準になるので、必ずしも悪いものではありません。 禅では「自我を捨てろ...