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白隠禅師の公案体系 一覧

2024年4月1日古則公案・SS古則公案・SS

法身(ほっしん)

法身は色身(肉体)の対義語であり、以下の公案は不生不滅の本来の自己、仏性の目覚めに用いられます。

趙州無字

狗子仏性

不思善悪

庭前柏樹

隻手音声

・雲門須弥

 

 

機関(きかん)

以下の公案は、法身の公案に参じて見性した人が、そこで立ち止まらないように参じるものです。

南泉斬猫

・趯倒浄瓶(てきとうじんびん)

・水上行話(すいじょうこうわ)

 

 

言詮(げんせん)

詮(せん)とは明らかにするという意味で、以下の公案は不立文字(ふりゅうもんじ)とは逆に、語句を以って悟りを表現しようとする時に用いられます。

・州勘庵主

雲門屎厥

・路逢達道

 

 

難透(なんとう)

公案の難易度は人によって変わり、ある人は簡単に透れても、別の人はなかなか透れないという事もあるそうです。しかし、以下の公案は己の未熟さや問題点を認めない限り、まず透れないと言われています。

倩女離魂

牛過窓櫺

婆子焼庵

 

 

向上の公案

徳山托鉢

・暮雲之頌

 

 

洞上五位 

中国・曹洞宗(洞曹宗とも)の宗祖・洞山良价(とうざん りょうかい)の五位説を学び、理解します。五位説は禅者の心のあり方を示す正偏五位と、功勲五位によって成り立ちます。

 

 

十重禁戒(じゅうじゅうごんかい)

梵網経・下巻(菩薩戒経とも言われる)の「十重四十八軽戒」と呼ばれている禁戒を学びます。

 

 

末後の牢関

特定の公案は無いと言われています。

 

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2024年4月1日古則公案・SS古則公案・SS

Posted by 清濁 思龍