パウロ・コエーリョ氏は、ブラジルの作詞家であり、小説家です。氏の作品といえば「アルケミスト」や「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」映画化された「ベロニカは死ぬことにした」などが有名ですが、個人的には1987年に刊行された処女作の「星の巡礼」がベストだと思っています。
パウロ氏はキリスト教系の秘教団体に所属しており、スペインで優秀なガイドと共にサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅をしています。かなり神秘主義的な内容ですが、宗教臭さは殆ど無いのでサラッと読めます。
パウロ氏自身よりもガイド役の方が魅力的なので、カルロス・カスタネダとドン・ファン・マトゥスの関係を思い出します。優秀なメンターとは如何なる存在かがよく分かるので、一度は読んでおく事をお勧めします。
リンク
コメント