古則公案・SS

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私説・南嶽磨磚(なんがく ません)

むかしむかし、馬祖道一(ばそ どういつ)という禅僧が野外で坐禅をしていると、師の南嶽懐譲(なんがく えじょう)が「何の為に坐禅をしているのか?」と問うてきた。馬祖が「仏になる為に坐禅をしています」と答えると、南嶽は黙って近くにある瓦を拾って...
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私説・父母未生本来面目(ぶも みしょう ほんらい めんもく)

老僧「・・・以上。これが無門関第二十三則、不思善悪(ふし ぜんあく)という公案の概要だ。」小僧「ご教授、ありがとうございました! 流石は六祖・慧能(ろくそ・えのう)禅師ですね!」老僧「ああ、追手の恵明(えみょう)をその場で悟らせるなど、とて...
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私説・白雲未在(はくうん みざい)

むかしむかし、中国の廬山から白雲和尚の所に、数名の禅僧が訪ねて来ました。彼らの説法には説得力があり、公案で見地を確かめても優れた答えが返ってきました。しかし、和尚は弟子の五祖法演(ごそ ほうえん)に「彼らも未在(まだまだ)だ」と言ったとか・...