古則公案・SS 私説・路逢達道(ろほう たつどう) 道端で禅を究めて悟りを開いた人と出会った場合、言葉や沈黙で相対してはならない。では、何をもって相対すべきか?老僧「・・・とまあ、これが無門関・第36則、路逢達道という公案のあらすじだ。」小僧「師匠、この公案は簡単過ぎます! しゃべっちゃダメ... 2024.04.30 古則公案・SS
古則公案・SS 私説・牛過窓櫺(ぎゅうか そうれい) 五祖曰く、例えば水牛の窓櫺(そうれい)を過ぐるが如(ごと)し。頭部、胴体、四肢、全てが過ぎ終わったのに、何故、尻尾だけ過ぎる事が無かったのか?老僧「・・・とまあ、これが有名な無門関・第三十八則の牛過窓櫺(ぎゅうか そうれい)という公案のあら... 2021.06.13 古則公案・SS
古則公案・SS 私説・趯倒浄瓶(てきとう じんびん) むかしむかし、百丈懐海(ひゃくじょう えかい)禅師は弟子の中から法嗣を選ぶ為に、ちょっと変わった質問をしました。百丈禅師は木製の浄瓶(じょうへい・水差し)を地面に置き、皆に「浄瓶を浄瓶と呼んではならないなら、何と呼ぶべきか?」と問いかけたの... 2025.05.30 古則公案・SS
古則公案・SS 私説・隻手の音声(せきしゅ の おんじょう) 両手を打ち合わせたらパンと音がする。 さあ、どちらの手が音を立てたのか分かるかね? そして、片手だけなら、どのような音がすると思う? 因みに、この二つの問いの答え方は同じだ。さあ、隻手の声を聴いてみよ!老僧「・・・とまあ、これが有名な隻手の... 2021.01.13 古則公案・SS
古則公案・SS 私説・婆子焼庵(ばす しょうあん) むかしむかし、ある所に、婆さま(仏教マニア)と器量よしの娘(28歳)が一緒に暮らしておったそうな。婆さまは、ある坊さんを見込んで20年ほど面倒を見てやり、自宅の離れに庵まで建ててやったそうな。ある日の事じゃった。婆さまは、いつものように僧侶... 2019.07.06 古則公案・SS
古則公案・SS 私説・南嶽磨磚(なんがく ません) むかしむかし、馬祖道一(ばそ どういつ)という禅僧が野外で坐禅をしていると、師の南嶽懐譲(なんがく えじょう)が「何の為に坐禅をしているのか?」と問うてきた。馬祖が「仏になる為に坐禅をしています」と答えると、南嶽は黙って近くにある瓦を拾って... 2021.12.03 古則公案・SS