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坐禅と硬枕(こうちん)

坐禅中に丹田がキマらなくて困っている人は多いのですが、そういう人は大抵、背骨に問題を抱えています。その問題は長時間のデスクワークによる猫背か反り腰、スマートフォン操作によるストレートネックが原因である事が殆どです。

禅者にとって姿勢は命であり、その姿勢を支えるのは背骨です。ですから、禅者は一般人より背骨を大切にしなければいけないし、マメにケアやメンテナンスを行う必要もあります。

その為に整体やカイロプラクティックに通うのも一つの手ですが、意外とお金がかかりますし、施術者ガチャでハズレを引くと目も当てられません。管理人としては、自宅で硬枕(こうちん)による背骨のケアをお勧めします。

 

硬枕とは、西式健康法・甲田療法で用いられる治療器具で、木製、竹製、ウレタン製の硬い枕の事を言います。因みに、西式健康法は硬枕の使用と、平床寝台と呼ばれる硬い床での睡眠、各種運動、生食療法からなる総合的な健康法です。

 

 

ほぼ100年前の健康法なので時代に合わない部分もありますが、硬枕と平床は坐禅修行との相性が良いです。坐禅の前後に硬枕で首と腰のストレッチをすると気持ちが良いですし、背骨の柔軟性を回復させれば丹田も良くキマるようになります。

平床の使用は、フカフカな布団やベッドに慣れ切った現代人にはキツいのですが、坐禅用の単布団を敷いて寝ると丁度良い硬さになります。また、単布団はヨガマットとして使う事も出来るので、私としては購入して損は無かったと思っています。

余談ですが、単布団と硬枕の組み合わせは、車中泊や野坐でも有効です。実際、私はその組み合わせで、日本一周の旅をしています。

 

西式では桐製の硬枕がベストされていますが、高額なのでなかなか手が出ません。ウレタン製は最初こそ寝心地が良いのですが、割とすぐにヘタります。私も色々試しましたが、個人的には竹製がコスパも良く、丈夫で壊れ難いと思いました。

 

 

サイズはリンク先の5cm×10cmがお勧めです。これより小さいと寝心地が悪くなりますし、疲れた腰を伸ばす為の腰枕として使うのも難しくなります。また、竹枕をそのまま敷布団の上に置いて使うと、枕の角で布団が擦り切れる恐れがあります。

 

 

因みに、私はアジアン雑貨店で購入したインド綿マルチシーツを半分に折って、竹枕に巻き付けています。これだと頭や首が痛くならないし、高さも自在に調整する事が出来ます。単布団はシングル用の布団カバーに入れています。

 

 

効果に個人差があるとは思いますが、少なくとも私は竹枕を使うようになってから首の寝違えが無くなり、ヘルニアも楽になりました。また、軽量なのでキャンプにも持ってこいです。

 

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