人間関係の悩み

他の記事で説明したように、我々の悩みは殆どが人間関係の悩みです。そして人間関係の悩みは、己自究明によって究極の答えに到達します。しかし、他人が放った毒矢が刺さって苦しんでいるなら、まず矢を抜く事が先決です。

もし人間関係で悩んでいるのに、誰もあなたを助けてくれないなら、まずは孤独や孤立に慣れ親しみ、独りで超然と生きる覚悟を決めましょう。そして環境や収入の変化を恐れず、自分らしく生きられる場所を求めましょう。

他人の心無い態度に傷つく人は、基本的に繊細です。その繊細さが長所ではなく短所や欠点になっているのは、やたらと傷つき易いからですよね。そんな自分が嫌で強くなりたいと思っても、生まれつきの繊細さが、それを許さない筈です。

 

強さと鈍さは紙一重ですし、繊細さは鋭敏さでもあります。だから観察力共感性を磨く方向で努力すれば良いのですが、他人の繊細さを嘲笑う人が近くに居ると、それが難しくなってしまいます。

繊細な人は、大体40歳くらいで社会の仕組みを理解して、自分の将来も見通せるようになってきます。だからそのくらいの年齢で、脱サラとか、早期リタイアを考える人が出て来るんです。

自分らしく生きられる場所を求める気があるなら、今の場所は実際に行動するまでのモラトリアム(猶予)期間と考えましょう。そうすれば、逃走不可能な強制収容所が、出入り自由な学び舎に早変わりします。

 

学校や会社などという所は、無作為に集めた人材を管理をする場所に過ぎません。ですから、別にみんなと仲良くする必要は無いですし、場合によっては周囲に敵しか居ないという絶望的な状況もあり得ます。

そしてそれは決してあなたの所為では無く、キチンと管理するだけの実力が無い教師や、上司の所為なのです。

だから、今の場所が気に入らなかったら出て行って構わないし、勝てそうなら戦って打ち負かせば良いのです。逆に、こちらが聞きもしないのに「お前が悪い」とか、「我慢しろ」と言ってくる人には注意してください。その人は敵に回る可能性が高いです。

 

イジメや嫌がらせをしてくるような人物は、差し違える覚悟がある人には何も出来ません。そして、覚悟のある人の所には、覚悟のある人が集まってきます。そうやって仲間が増えるなら良し、増えないなら諦めて別の所に行きましょう。

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