坐禅とレイキ

レイキとは何か?

レイキ(Reiki)とは、明治時代の禅者である臼井甕男氏が創始した臼井靈氣療法が海外で発展し、逆輸入された民間療法の総称です。海外では非常に有名なヒーリング法ですが、国内ではスピリチュアルに関心がある極一部の人しか知られていません。

臼井氏は「人生の目標は何か?」と思い悩んで禅の道に入り、安心立命(あんじん りゅうみょう)の境地を求めて修行に励みましたが、どうしても望む境地には至れなかったそうです。

その事を坐禅老師に相談すると「それなら一度、死んでごらん」と言われ、死を覚悟して鞍馬山に籠って断食を始め、3週間目の真夜中に脳の中心部に強烈なエネルギーを感じて「宇宙即我・我即宇宙」の境地に達したと言い伝えられています。

 

臼井氏は、その時に感じたエネルギーを「靈氣(れいき)」と名付けて、自他の心身改善に役立てる方法や、他の人でも靈氣を扱えるようにする為の体系を作り上げました。それが臼井靈氣療法(以下、レイキ)です。

臼井氏が究極の悟りに達したのか、謎のエネルギーに目覚めただけなのかは定かではありません。超能力サラリーマンとして有名だった高塚光氏のように、ある日突然、超常的な能力に開眼したり、何の予兆も無く大宇宙との繋がりを実感する人は極稀に現れます。

レイキ・ティーチャーの中には、レイキを「悟りに至る為の道」だと主張する人も居ますが、治癒能力を発現したからと言って、それを「悟りの証明」と見做す事は出来ません。確かなのは、臼井氏は禅者であり、坐禅とレイキは相性バツグンだという事だけです。

 

 

安心立命(あんじん りゅうみょう)

臼井氏はレイキを「霊と肉とを救うべき法術」であり「霊肉一如となって平和と享楽の生涯を全うし、そのかたわらに他の病者を癒し、自他共に幸福を増進することが使命」だと説いています。これこそが臼井氏が求めて止まなかった、安心立命の境地なのでしょう。

また、レイキは単に怪我や病気に効くだけでなく、煩悶、虚弱、臆病、優柔不断、神経質などの心理的な問題を矯正することも出来るそうです。そして神や仏のような心になってのち、他人を治療することを主眼として自他共に幸福に満ちることが出来るのだとか。

心身の不調や、各種トラブル、理不尽な不幸などは人生に付き物ですが、そこで躓くと心が荒み、人としての成長が止まってしまいます。そのような状態では、坐禅修行の道を歩むどころか、自分らしく生きる事さえ儘なりません。

 

臼井氏は「人としての正道を歩む為、第一に心を癒し、第二に肉体を健全にしなくてはならない」と説きます。また「心が誠の道に適い、健全であれば肉体は自ら壮健になる」とも説いています。この言を否定する人は、まず居ません。

禅における「誠の道に適った心」とは、即ち、煩悩や苦悩に汚れる前の「あるがままの心」に他なりません。しかし、残念ながら誰もがその心に至れる訳ではありません。

レイキでは、禅の教えの代わりに「五戒」なる努力目標を掲げて「今日だけは 怒るな 心配するな 感謝して 業をはげめ 人に親切に」と説きます。これくらい簡単な努力目標なら誰でも実践出来ますし、宗教臭さも無いので人を選びません。

 

 

レイキの伝授

管理人は某年、某レイキ・ティーチャーから、セカンド・ディグリーまで伝授していただきました。伝授には約5万ほどかかりましたが、ちょっと具合が悪い所があれば即座にセルフ・ヒーリングを行い、本格的に悪くなる前に治せるので、とっくに元を取れたと思っています。

ただ、レイキ・ティーチャーの中には胡散臭い輩が居るのも事実ですし、実際に詐欺被害に遭ったと主張する人達も居ます。

関東在住の方なら仁科まさき氏の教室に通えば安心ですし、関西在住の方なら私が師事したレイキ・ティーチャーを紹介させていただきますので、下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。名前とハンドルネームや捨てアカウントで構いません。

 

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