禅的ミニマリズム・寝具編

2022年7月23日禅的ミニマリズム

ベッドや布団が部屋を狭くする

本気で快眠を求めると、どうしても高級なベッドか、高級な布団を購入せざるを得なくなります。大抵の人は専門店で最高級の寝具に横たわった経験があると思いますが、あれは実に気持ちの良いものです。

管理人は少し前までベッド派で、フランスベッドという有名な会社の、少し硬めのベッド・マットレスを使っていました。購入当初は物凄く寝心地が良かったのですが、2年ほど経つと腰の部分が沈み込むようになって、段々寝心地が悪くなっていきました。

4年ほど使用した所でマットレスを交換しましたが、交換の度に5万円以上も飛んでいくと考えると、あまりのコスパの悪さにウンザリしました。その後、関西に引っ越す事になったので、ベッドとマットレスを売却しようとしたのですが、どちらも買い取り先が無いと知って愕然としました。

 

因みに、これは関西に引っ越す前の部屋の写真です。部屋は六畳の1Kで、左端に収納付きのベッドがあります。この時は防災を強く意識していて、低めの家具だけのシンプルな部屋にしていました。

 

 

ベッドはフレームとマットレスを売却する事が出来ないし、引っ越し業者に委託して転居先に送ってもらうにしても、結構な額がかかると知りました。自分でフレームを解体・組み立てをすれば少しだけ安くなりますが、マットレスはどうしようもありません。

そう考えると、急にベッドの存在が疎(うと)ましくなってきました。私にとってベッドとは収納付きの万年床であり、かつ快眠を約束してくれるステキなものだったのですが、デメリットに目を向けた途端、コスパが悪く、部屋を圧迫し、掃除をし難くさせる、ロクでもない代物に思えてきました。

最終的には、分譲マンションを購入して定住するなら別だけど、引っ越しをする可能性があるうちはベッドを購入しない方が利口だと考えるようになりました。

 

では、高級布団や、折り畳み可能なマットレスならどうなのかと言いますと、ベッドの前はそれらを使っていましたが、正直、不満しか感じませんでした。布団は賃貸に多いフローリングで使うには向かないし、マットレスは布団よりもかさばります。そして両方とも万年床はNGです。

万年床がNGだという事は、寝る度に割と重量のある布団を敷き、起床する度に押入れに収納しなければならないという事です。また、布団を出し入れするとかなりの埃が飛ぶので、掃除の手間も余計にかかります。

それらの不満をベッドが解消してくれたのは事実ですが、その代わり別種の不満を感じるようになってしまった訳です。布団はダメ、マットレスもダメ、ベッドもダメとなると、寝具全般がダメという話になってくるので、私は困り果ててしまいました。

 

 

ハンモックという選択肢

引っ越しの後、しばらくはキャンプ用のシュラフで我慢していましたが、ある日、日用使いの寝具としてのハンモックがある事を知りました。調べてみると、ベッドと同じで寝るのに多少慣れが必要なものの、慣れてしまえばベッドよりも腰が楽だという事でした。

俄然、ハンモックに興味を持った私は、早速Susabi社の自立型メキシカン・ハンモックを購入してみました。自立型のハンモックは頑丈なスタンドとセットなので、柱に括りつけたり、壁にフックを取り付けたりする必要がありません。これなら賃貸アパートの部屋でも使えます。

メキシカン・ハンモックには布状と網状の二つあるのですが、暑がりな私は迷わず網状のマヤ式にしました。素材はどちらも綿100%です。網状だと強度に問題があるかも知れないと思いましたが、耐荷重は何と160kgもあるそうです。

 

 

ハンモック・スタンドの先端部分はこうなっています。布団やベッドを使うのを止めてハンモックに切り替えれば、驚くほど部屋がスッキリしますし、ハンモックからは殆ど埃が出ないので掃除もし易くなります。

 

 

ハンモックは真夏でも涼しいですし、ゆらゆらと揺られながら寝る快感を覚えると手放せなくなります。また、ハンモック・スタンドは分解して持ち運べますし、専用の袋もついているので、海岸やキャンプ場等で使用する事が出来ます。

 

 

実際にキャンプで使ってみました。ハンモック・スタンドは10分程度で組み立てられるので、日帰りのデイキャンプでも問題なく使えます。野外でハンモックに揺られる快感は素晴らしく、文字通り病みつきになります。因みに、キャンプ用天幕(タープ)のサイズは約3m×3mです。

 

 

網状のメキシカン・マヤ式ハンモックと、自立式スタンド(黒)のセットはこちらになります。

 

 

布状のコロンビアン・ハンモックと、自立式スタンド(茶)のセットはこちらです。

 

 

キャンプでハンモックを使うなら、モスキート・ネット(蚊帳)が付いているスコットランド製DDハンモックがお勧めです。タープも併せて購入すると統一感が出るので、これからキャンプを始めようとしている人にはうってつけです。

ただ、外国製品は国産品と比べると雑な部分があるので、保障つきの国内正規品を購入しましょう。並行輸入品は安価ですが、運が悪いと問題のある製品が届きます。

 

 

管理人が愛用しているのは、DDタープ3.5 x 3.5コヨーテブラウン色です。これなら先のハンモックと同じ色ですし、国内正規品なので保証もついています。

 

 

真冬でもハンモック

寒い季節は、掛け布団の代わりにキャンプ用のシュラフを使用するのがミニマリスト流です。某カリスマ・ミニマリストはSnowpeak社のオフトン・シリーズを愛用していますが、管理人は真冬のキャンプにも耐えられる最低温度-15℃の封筒型シュラフを愛用しています。

シュラフとハンモックという組み合わせは意外に思えるかも知れませんが、キャンプ界隈では割とよくあるスタイルです。どちらも寝返りが難しいので熟睡するには慣れが必要ですが、相性は決して悪くありません。

いきなりベッドや布団を捨てて、ハンモックだけにすると後悔するかも知れませんが、ゆっくりと時間をかけて体を慣らしていけば、ハンモックは最小で最高の寝具になってくれます。また、布団とは違ってシュラフは安価なので、数シーズンで使い潰して新品を買うという用法も可能です。

 

 

どうしてもハンモックでは熟睡出来ないという方は、坐禅修行で使う三枚一組の単布団(たんぶとん)という座具を、寝具としても使ってみましょう。単布団と、畳マットと、シュラフを組み合わせれば、寒さの厳しい冬でも余裕で乗り切れます。

 

 

畳みマットの上に単布団を敷いて、インド綿のマルチクロスを掛けて、その上に冬用のシュラフを敷いてみました。寝心地は上々です。因みに、管理人は夏はハンモックのみ、冬は単布団とシュラフというスタイルを使い分けています。

 

 

坐禅用の単布団についての詳細は、下記リンク先の記事をお読みください。

坐禅と単布団

 

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2022年7月23日禅的ミニマリズム

Posted by 清濁 思龍